開発設計・施工・監理(工場新設開発工事)①

3年前、(株)拓建を懇意にしていただいていた
お客様から連絡が有り、横須賀に工場を建てたいので
現地を一緒に見てくださいとの依頼が有った。

当地は広い道路に面した土地区画の一部(区画のほぼ真ん中)
であり、しかもお客様が営む業種には、最適であると思われた。
(周りに人家も無く、騒音等の工場立地条件として最適。)
というのも、お客様のお持ちになるいくつかの工場で以前
騒音に対する行政の指導が有り、その対策として遮音防音壁
を設置したという経緯があったので。

また、開発工事に必要なインフラ(下水管路、雨水管路、上水道
消火栓、電力)も前面道路に整備されており
区画からの雨水排水管路も、汚水管路も最短距離で通す
事が出来るので自費工事分がかなり安く上がると見込めた。


ほどなくしてお客様より土地を買ったので工場を建ててくれ
との申し出があり、

まずは当地の草刈りをして測量。
と同時に登記簿や地歴、支持層等々の調査を始めた。

設計と申請(開発申請)は当職一人で行い、
開発工事についても、当職に出来る範囲はカバー
し、工場建屋建設費用の低減に努める事、これを
第一義とした。

宅造申請に携わった経験はあるが、開発設計・申請
をやるのは初めてだったが・・・

・まず、小型重機を持ち込んで夜中までかかって草刈り

・刈った草を、「ハサミ」のついた重機を持ち込んで
 大型ダンプに積込み処分

・区画の地盤高を5m桝マトリックスにてTSで測量し
 断面図を作成。

・登記簿謄本、地積測量図と、自身で作成した測量成果をもとに
 工場建屋建設計画のアウトライン図面を作成し、役所と事前協議。

・BH07を搬入し、工場建屋建設予定場所の地盤調査
 (ボーリング 対角2箇所)のための、進入路の造成。

 BH07は、開発工事の施工にも使用するので長期リース。
 進入路造成に使用する路盤材は、測量成果により導いた
 FH(計画地盤高)を達するための盛土材料とした。

・自宅から遠方であったので、役所協議をするにも
 開発工事の丁張を打つにも、自宅から毎日通勤すると
 コストもかかるし時間も勿体ないのでプレハブを
 敷地内に設置し、プリンターとパソコンを持ち込み
 泊まり込み。

・・・重機に乗ったり、測量したり、開発設計図を作ったり
役所と協議したり・・・・一人何役でヘロヘロだったが
それなりに充実はしていた。

最初のころ(開発工事着手の許可が得られるまでの数か月間)
は仮設電源も無いので、プレハブの電力は携帯発電機。
夜中、勝手にプレハブのドアが開いたり、ドアをたたく音が
したので開けてみても誰もいなかったり・・・・


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